お久しぶりです。ゆうです。
最近、仕事の繁忙期ということもあり、なかなか投稿できませんでした。
ということで今回はシステムエンジニア(以後、SE)という職について紹介したいと思います。
ここでは一般論よりも実際にSEで働いてみてどうなのかというのを率直に申し上げてまいります。
個人的な意見とはなりますが、本音で語っていくので、IT業界について知りたい人がいれば参考になると思います。
SEはブラックな働き方をしているのではないか?
上記の疑問を持っている方も多いかと思いますが、ブラックかどうかはその人次第だと思います。
あくまで私の判断基準となりますが、人がブラックか否かを判断する基準は
給料・労働時間・仕事内容・意欲の4つだと考えております。
意欲については自分自身の動機次第だと思うので、割愛しますが、それ以外の3つについて
以下、記載いたします。
給料について
SEの平均年収は約550万円ほどとなっています。これは20代~60代全体での平均年収ですが、
正社員の平均年収は約454万円(2020年)であるため、平均年収で比較すると高い水準にあります。
一方で伸びが良くないとも言われますが、スキルや経験値が上がれば、高い年収を得ることができます。
SEの中でもお客様とのコミュニケーション能力や細分化された専門性(SAP・Salesforceなど)によって年収が変動することも多いです。
独立してフリーランスを目指す方も多く、成功すれば、安くても700万円は稼げると言われています。ただ、安定して仕事が得られるわけではないので、フリーランスになるかは注意が必要です。
SEでもコードを書くだけのプログラマーに似た仕事をしている場合もあり、例外はありますが、中国や東南アジアなどの単価の安い人材と比較されることも多いため、年収も低い傾向にあります。
労働時間について
業界全体で見ると労働時間はやや長めの傾向はあると思いますが、実際は企業によると思います。私がSIerとして働いている限りでは開発と保守・運用で分かれているプロジェクトが多いです。
システム開発担当になると、タイトなスケジュールでシステム開発を進めることが多く、
特にシステムを本番稼働させる前後はかなり忙しくなると思います。
顧客からの急な要望変更への対応をする場合もあり、それが原因で長時間化することもあります。
システム保守・運用担当だとシステム障害等が発生した場合は緊急での対応が必要になるため、夜間・土日も作業が発生する可能性があります。
仕事内容
顧客の要求をシステムの仕様・要件を定義づけ、それをもとにシステムの仕様設計をします。
また、設計段階に落とし込んだものを実装・テストし、システムの稼働までを行うという役割も担う場合もあります。
SEという仕事については上記のようにシステム開発を行うために要件定義・設計・実装などを一通り学び、経験することが必要です。
また、専門性を極めるために基本のプログラミング言語やシステム知識が必要となるため、仕事の難易度は高いと思います。
ただ、プログラミング言語・システム知識については未経験者でも問題ありません。
幸いなことに日本では研修制度が充実しているところもあり、OJTを通して身に着けることは十分可能です。
要件定義
顧客の要件を満たすシステムを設計するためにお客様とコミュニケーションをとり、
実現可能性・コスト・開発期間・リソースなどを加味して、システムの作成・改修範囲を決める
基本設計
顧客の要件を満たすシステムを作るための設計を行う工程です。
要件定義で定義づけた情報をもとにどのように機能を付けるのか、画面のレイアウトや操作方法などの大枠を決めていきます。
詳細設計
基本設計で決めた機能や仕様に対してどのような技術・方法で実装していくのかを設計書に落とし込む工程になります。
ここで作成した設計をもとにコーディングしていきます。
テスト
実装後、設計通りに動作しているか顧客の要件を満たしたシステムとなっているかをテストしていきます。
結論
私個人としてですが、正直ブラックなのでは?と感じています。
給料も入社した当時は他の大学新卒より多めの給料をもらっていましたが、
法律を遵守しているとはいえ、労働時間は長い時も多々あります。
また、文系からSEになったので、プログラミングや技術系の知識など覚えることが多く、理解していくのには時間がかかります。
そう考えると労力に見合っていないように思えます。
ただし、将来的なことを考えた時に5~10年で廃れるようなスキル・経験ではなく、
むしろこれから需要が伸びるのではないかと思っています。
スキル・経験を磨けば、良い待遇で転職ができるようになるなど、年収アップにもつながります。
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